取り戻せない青春
僕には青春と呼べる時代はなかったと思う。
唯一あるとすれば中学時代だ。
でも、中学時代は学校に行って帰るだけ。 少しいじめられていたし、部活も幽霊部員だった。
今思うと人生で女の子と関わる最後のチャンスが中学校だったんだと思う。
目立つことを恐れて、なにも行動に起こさないのは中学生のときにはすでに確立されていた。
あの時、あの時代にもう少しがんばっていたら、今は違う自分だったかもしれない。
休日はお嫁さんと子供と一緒に笑って過ごせていたのかもしれない。
もうあの時代には戻れない。 時間が経って僕ももう39歳だ。
アパートで独りでノートパソコンに向かいこんな文章を書いていると思うと涙が止まらない。
胸の中の空虚が年々大きくなっていくのがわかる。
毎日を生きていく意味が欲しい。