クリスマスの恐怖
もう気がつくと11月。
この季節は毎年憂鬱になる。
街ではクリスマスのイルミネーションが少しずつ始まっている。どうせ今年もカップルで街は溢れると思うと外出したくなくなる。
12月24日と12月25日どちらが本番かわからないけど、クリスマスの夜は毎年独りで家に引きこもりながら「今ごろ世の中の人々はみんなセックスしてる」と考えてしまう。
そう思うと独りでいることが本当に寂しく感じ、胸が苦しく息が止まりそうになる。
自分は本当に誰にも必要とされてないと思うと生きている意味がわからなくなる。
もう独りぼっちは嫌だ。